四柱推命で良くない年、良くないことが起きる年

四柱推命で良くない年
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四柱推命で1番悪い年はいつ?四柱推命で最も運気が下がる年はいつ?

占いの帝王と呼ばれて久しい四柱推命(しちゅうすいめい)です。その四柱推命において、1番悪い年とされるのはいつでしょう?「空亡(くうぼう)と大運空亡(たいうんくうぼう)が重なった年」でしょうか?それとも天戦地冲(てんせんちちゅう)の年でしょうか?それとも偏印(へんいん)が大運と年運で同時に巡って、命式の食神(しょくしん)を剋す年でしょうか?人それぞれ、色々なお考えがあると思いますが、私の見解を述べます。

 

上記は一切気にしません。人それぞれ、1番悪い年は違います。そのあたりの四柱推命判断は十把一絡げにはいかないのです。

 

私が1番気にする、1番注意すべき年は、「その命式にとって1番、悪い十干(通変星)や十二支が、大運と年運で同時に巡った年」とお答えします。1番悪いのは「正官(せいかん)」という人もいますし、「印授(いんじゅ)」という人もいますし、「正財(せいざい)」が最も悪いという人もいます。もちろん、劫財(ごうざい)が1番悪い人、傷官(しょうかん)が1番悪い人、偏印(へんいん)が1番悪い人もいるでしょう。

 

また、十干(じゅっかん)よりも、十二支(じゅうにし)のほうが良くないという人もいるでしょう。申(さる)が悪い人、酉(とり)がとにかく悪い人、亥(い)が悪い人、卯(う)が悪い人、丑(うし)が悪い人、それぞれ、命式によって、1番悪い十干(十二支)は違うということです。

とあるサイトで、「中国式四柱推命は、十干、十二支それぞれの相性によって、吉凶を判断する」みたいなことが書いてありました(三柱推命占い師さんだったような)。なるほど、そういう風に外部からは見えるのだなと思いました。言われてみればそうですね。自身にとっての良い十干、十二支、良くない十干、十二支を判断するということは、「十干、十二支それぞれの相性を判断する」と言えますね。普段、私が用いない表現ですが、的確な表現だと感心した次第です。

四柱推命の良くない年は「天中殺、空亡、偏印、劫財、傷官」の年とは限りません。

良くないことが起きそうな年というのは四柱推命ではかんたんに判断できます。それは、「良くない星(忌神)の干や支が大運と年運で重なる年」です。天中殺(てんちゅうさつ)の年、空亡(くうぼう)の年や、偏印(へんいん)や劫財(ごうざい)、傷官(しょうかん)の年は必ず良くない年と思い込んでる、

 

スマホをご覧のアナタ。

 

そんな四柱推命では正確な判断はできない恐れがありますよ。いや、確かに偏印(へんいん)、劫財(ごうざい)、傷官(しょうかん)の年が良くない人もいるのですが、中には偏印、劫財、傷官が非常に良いという人もいるのです。偏印、劫財、傷官年が「忌神(いまがみ)」であれば、それらの年は、あまり良くないのですが、もし、偏印(へんいん)、劫財(ごうざい)、傷官(しょうかん)が「喜神(きしん)」であれば「良い、好調」という判断ができます。これが中国式の四柱推命の基本的な考え方であり、理にかなった、「当たる四柱推命」だと思います。

 

中国式の四柱推命は難しくありません。

世の中には、「四柱推命は非常に難しい学問だ」とか、「四柱推命は難解なので一般の方が手を出せるものではない」とばかり言ってる頭がカチコチな四柱推命の先生がいるようです。お気持ちは分からないでもないのですが、一般の四柱推命を学びたい方の多くは、「できるだけ簡単に、難しい四柱推命を覚えたい」という気持ちが強いのです。そんな、「四柱推命は非常に難しい」とばかり言ってないで、暇さえあれば、「難しい四柱推命を、かんたんに四柱推命を教えられるように勉強しよう」という、「指導者としての努力」をされてほしいものです。

 

弊社の代表である私(武田)ですが、11年前から、「四柱推命はかんたんです」とブログ上で言ってます。「四柱推命をかんたんに教える」という講座方針のもとに、11年間、四柱推命通信講座を運営しています。今のところ、「先生は嘘つきだ。四柱推命はかんたんと言うから、習ってみたら、全然かんたんじゃない!」というクレームは1つもありません。一般の方でも頑張って勉強すれば必ず、四柱推命が理解できます。要は教える人間の指導力、講座内容が分かりやすいかが大事ということです。

 

格局(かっきょく)、喜神(きしん)、忌神(いまがみ)の判断が大事です。

四柱推命においては、未来の状況や色々な出来事の予測、金銭運、仕事運、体質から性格まで全ての判断を喜神(きしん)、忌神(いまがみ)でします。すごく大雑把に言えば、大運(たいうん)、年運(ねんうん)で喜神(きしん)が重なる年が、「良い年」ですし、忌神(いまがみ)が重なる年が「良くない年」です。もっと精密な判断をするには、上記以外に、干関係(かんかんけい)、十干の特性(じゅっかんのとくせい)、その他も加味して判断しますが、何も難しい判断ではありません。

 

天戦地冲(てんせんちちゅう)の本当の意味を知らない人たち

世の中には、「天戦地冲(てんせんちちゅう)だから要注意」なんてアドバイスされるプロの方がいるようです。「えっ?当たり前でしょう。天戦地冲(てんせんちちゅう)は良くないんだから」と思ったそこのアナタにお伝えしたいことがあります。もう少し読み進めてください。天戦地冲ですが、十干と十二支に分けて考えるといいです。巡ってくる干支(かんし)のうち、干が命式を剋して(通変星では偏官に該当します)、巡ってきた十二支が地支と冲(ちゅう)の関係になる干支が巡る年が天戦地冲と言うそうです。私だったら、己未(つちのとひつじ)が巡る年が天戦地冲でしょうか。

 

偏官(へんかん)は悪い(忌神)、冲(ちゅう)は悪い(忌神)という考え方が当てはまる命式の方なら、天戦地冲の年は良くないと思いますが、中には偏官が良い星で、地支を冲するのも良いという命式の方もいます。その方は天戦地冲の年は良いとなるのですが・・・。流派が違えば、四柱推命の考え方も異なりますが、天戦地冲・・・そんなに恐ろしいものでもないと思いますよ。

 

四柱推命は喜神(きしん)、忌神(いまがみ)の判断がとにかく大事です。

何度でも言います。とにかく四柱推命においては、喜神(きしん)、忌神(いまがみ)の判断が大事ということです。喜神なり忌神がどのような作用を命式(めいしき)に与えるかで、どんな現象、事象が起きそうかを推測、予測します。ネット上では、「喜神、忌神の概念は四柱推命には必要ない」とか、「喜神、忌神では当たらない」なんて意見を聞きますが、当たり前です。喜神、忌神だけで良しあしがピタリと当たるわけがありません。喜神、忌神どおりにピタリと出来事、物事が起こると短絡的に考えるから、「喜神、忌神は必要ない。当たらない」なんて意見が出てくるのです。

 

少しだけ読み方のヒントを言いますと、喜神、忌神の程度(軽重)が影響の度合いに関係します。忌神だったら、どんな忌神でも悪いということはなく、この忌神は本当に良くない、この忌神はさほど悪くないなどがあります。それと、喜神、忌神は関係はありますが最終的には喜神、忌神じゃなく、五行のバランスで考える場合も多いです。だから忌神が巡ってても、さほど悪くないなんてことは普通にあります。

四柱推命をされるプロの方は大体が深く考える方が多いと思いますが、こと他の流派の四柱推命理論については、きちんと検証も調べもせず、「必要ない。当たらない」と切り捨てる短絡的な思考の方が少なくありません。ご自身のされてる四柱推命流派に自信があるなら、他の流派にケチを付けて、自身の四柱推命の優位性をそんなに誇示しなくてもいいのにと思います。

 

四柱推命は、良いことも良くないことも見通してしまう鋭い運命学です。

四柱推命は、良いことも良くないことも時として分かってしまう鋭い運命学です。中途半端な気軽な気持ちで、弊社の「中国式の四柱推命」をご利用にならないでください。四柱推命を「楽しみたい方」には、そういう方向けの「無料四柱推命」や、私から見ると、すごくエンターテイメント性の高いプロの四柱推命の先生がいらっしゃいます。ネットで検索すれば、たくさん出てきますので、そういうものをご利用下さい。

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