正財・偏財が喜神の場合 忌神の場合

正財 偏財
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皆さん誰もが気になる「金銭運、財運」を意味する「正財、偏財」について説明します。四柱推命では正財、偏財の「財星」は文字通り、金銭運や財運を意味しますが、「命式に財星が無い。自分はあまり金銭運は無いかな・・」などと簡単に考えてもらっては判断を誤ります。

命式内に財星(正財、偏財)が無くても金銭運が良い傾向の人

そんな人、本当にいるのか?と思われるかもしれませんが、います。具体的に言うと、従旺格、従強格の方です。その他、身弱の内格の方も当てはまります。それらの格局では、財星は必要の無い通変星なので、財星が天干に出てないほうが良い(金銭運が良い)となります。

 

正財、偏財は吉星、良い星とは限りません

四柱推命では、正財(せいざい)、偏財(へんざい)という通変星がありますが、この通変星を吉星(良い通変星)と断定している四柱推命流派が存在するようです。その流派は、その流派の理論があり、正財、偏財に対して、そのような見方をするのでしょうけど、弊社で用いている中国式の四柱推命では、正財、偏財は良い通変星とは限りません。逆に、正財、偏財がものすごく悪い場合もあります。

 

中国式四柱推命では、正財、偏財が悪い星の場合もある

中国式の四柱推命理論では、正財や偏財がものすご~く悪い作用をする、とんでもない通変星だ!ということもあり得るわけです(命式により、その悪さの程度は違います)。実際に、そんな、とんでもない悪い正財や偏財を命式に持つ方は、「お金」で色々とご苦労されてます(10人中、10人ともご苦労されていると断言していいくらいです)。そんな危なっかしい正財、偏財について、わかりやすく説明していきます。

 

良い正財、偏財もあるわけですから、みんながみんな、命式の中の正財、偏財が悪い通変星とは限りません。その点は誤解なさらないようお願いします。

 

正財、偏財が良くない通変星になった場合の作用と人生傾向

正財、偏財が悪い作用をしているお生まれの方を、これまでに多く視てきました(財星が忌神で強い命式の方)。その財星の悪さの程度によっては、さほどご苦労されていない場合もあるので、一概には言えないということを申し上げておきます。

 

財星が忌神で強い方は端的に大雑把に言えば、「お金に困りやすい生まれ」です。お金に困りやすいというのは、ご自身の浪費や出費から来る金銭苦が多いです。金使いが荒かったり、浪費傾向があったり、ギャンブル好きだったり、貯金をあまりしなかったり。

 

あとは金融にあれこれ手を出して、少し稼いだかと思えば、それ以上に負けたりして、収支は明らかにマイナスなのに、いつまで経っても、やめない。また、急に起業するなど言いだして、金融機関に結構な金額を借りたりします。そして起業するも、なかなか思い通りに稼げず、借金の返済のために借金する自転車操業に陥りやすい。

 

挙句の果てには、サラ金に手を出して、元金はいつまでも減らず、なかなか減らない利息を、いつまでも延々と払い続ける。終いには破産も見えてきます・・。サラ金に手を出すのは絶対にダメです。

 

「おかしいな~、命式の中に財星が沢山あって、お金に縁があるはずなのに、、お金がどんどん減っていく」なんて思っている方が、もし、このページを読まれていたら、どうぞ、その考え方を正していただきたいです。通変星は喜神、忌神を見極めないといけません。

 

正財、偏財が良い通変星になった場合の作用と人生傾向

世の中には正財、偏財が良い作用をしているお生まれの方もいらっしゃいます(財星が喜神で強い命式の方)。ただし、あくまでも私の経験上ですが、率直に言えば、財星が喜神で強い方は世の中に「少ないかな?」と感じてます。なぜかわかりませんが、「財星が忌神で強い命式の方」はよく相談に来られてます。反対に財星が喜神で強い方は、あまり相談に来られない。実際には世の中に少ないわけではないのかもしれませんが、少なくとも、弊社にはあまり相談に来ません。

 

財星が喜神で強い方は端的に大雑把に言えば、「人生上、あまりお金に困らない傾向の生まれ」です。なぜかお金に余裕を持ちやすい、そして貯蓄も計画的に行えます。出費、浪費も少ない(使う時はパッと大金を使うこともあります)。銀行口座には常に、不足のない蓄えがある傾向です。また、財星が喜神で強い命式は、仕事の能力も高い傾向なので、良い働きが評価されやすく、結果、収入も増えやすい。ご自身で起業しても、なぜか上手くいきやすい。

 

お金に困る場面があまり無いので、家賃支払いが滞ったり、ローン支払いを延滞したりもほとんどない。好きなものを好きな時に好きなだけ買えたりします。「お金さえあれば、たいがいのことは思い通りになる(自由な人生が手に入る)」などの価値観が、生きていく中で生まれてもしょうがないです(悪い意味ではありません)。また女性にモテます(男性の場合)。財星が喜神で強い方は、女性への細やかな気遣いが見られます。とにかく財星が喜神で強い方は、人生を渡るのが上手い感じがします。

 

そうなると、「どうしよう。来月の生活費が無い。困ったな~。いつから金運良くなるのだろう・・。そうだ!占ってもらおう」なんて思考になりにくいのです。だから相談に来ないのかもしれません。

 

あなたの命式にある財星(正財・偏財)は良い星?悪い星?

財星でも、「良い財星」、「良くない財星」とありますので、そこをきちんと見極めないといけません。なお、財星だけが金銭運を意味するものではありません。もちろん、財星が喜神で弱いために、金銭面で大変な方もいると思いますが、そういう方でも財星運などは財運が良くなりますので、あまり心配する必要はありません。

 

財星があるからお金に恵まれ、財星が無いからお金に縁が無いと一概に言えないということです。では、その先をどう判断するか?は格局、喜神、忌神の判断が重要になります。

 

命式にて、財星が忌神で強いために、お金で苦労してる人もいると思います。きちんとしたことを知りたいなら、お近くのきちんとした先生に「正しい四柱推命」をしてもらって下さい。お近くに信頼できそうな先生が見当たらない場合は、弊社まで遠慮なくどうぞ。

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