劫財、偏印の正しい判断、喜神劫財、忌神偏印

劫財について偏印, 劫財, 格局

可哀想な劫財、偏印 ホントにお気の毒な通変星

私は劫財(ごうざい)、偏印(へんいん)という通変星(つうへんせい)は大変、可哀想な星だと思ってます。「劫財は凶星、偏印も食神の吉星を剋して大凶」とことさらに言われて、必要以上に忌み嫌われてるようです。一般の方も、ネット上の四柱推命のサイトや、1000円前後の四柱推命入門書の知識を鵜呑みにして、「劫財」、「偏印」を好まない傾向です。

 

劫財、偏印が忌神(いまがみ)であれば、確かに良くないですが・・

劫財が忌神なら良くないというのは当たり前の話です。それは正官(せいかん)や正財(せいざい)や印授(いんじゅ)が忌神(いまがみ)の場合と同じことですよ。何で、劫財(ごうざい)、偏印(へんいん)ばかり毛嫌いされるのか?正官だって、正財だって、印授だって、食神だって、悪い星になることがあるんです。とにかく、四柱推命の初歩知識では、劫財、偏印だけは必要以上に嫌われている傾向です。

 

劫財(ごうざい)、偏印(へんいん)というネーミングが悪い?

劫財、偏印が必要以上に嫌われている理由として、「劫財(ごうざい)」、「偏印(へんいん)」というネーミングが良くないのかもしれません。でも、このネーミング自体は、そこまで重要な意味は無いんです。「劫財(ごうざい)」が他の名前でも良かったのですが、日干と同じ五行で陰陽違いの通変星を誰かが「劫財(ごうざい)」と名付けた為、あたかも通変星自体に吉凶の意味があるような雰囲気になっています。

 

確かに日干と同一の五行は、お金縁を意味する「財星(ざいせい)」の五行を剋す関係なので、「劫財(ごうざい)」という名前が全く的外れなネーミングではありません。ただ、正財(せいざい)、偏財(へんざい)は必ずしも良い星ではない場合がありますし、もし財星(ざいせい)が良くない星なら、その財星を剋して弱めるとお金縁が良くなるのですから、「財星が良くない星の方は劫財(ごうざい)が大活躍してくれる良い星」となります。

 

そのような一面も半分あるのに、「劫財は財星を剋すので凶星」と言わんばかりの古臭い四柱推命解釈が、世の中に蔓延してはいないか?と感じます。このページでは、そんな可愛そうな劫財(ごうざい)、偏印(へんいん)についての本当のことをお伝えします。

劫財年に大活躍する人

世の中には劫財年(ごうざいどし)が好調で、仕事で活躍したり、お金がどんどん入る方がいらっしゃいます。その方は四柱推命で言うと「身弱の内格(みじゃくのないかく)」の方です。日干が他の五行に弱められてて身弱(みじゃく)の方で「身弱の従格(みじゃくのじゅうかく)」にならない方です。そういう方は「劫財年(ごうざいどし)」に積極性が出てきますし、意思も強くなり、色々と頑張れますし、良いことが起こる可能性が大いにあります。日干が乙(きのと)で身弱の内格(みじゃくのないかく)の方なんかは、「甲(きのえ)の劫財」が最高に良い星です。

普段、私が四柱推命の判断をしている際も、日干が乙(きのと)で身弱の内格の方については、「甲(劫財)」が大運で巡る期間が人生中にあれば、一も二も無くそこが発展期と見なします。そのくらい劫財(ごうざい)が最高に良い人もいるんです。干関係上、劫財は日干を強める場合が殆どなので、身弱の内格(みじゃくのないかく)の方にとっては非常に良い働きをする場合が多いです(中には日干を強めない劫財もあります。例えば日干が甲の命式で「乙(きのと)」の劫財などです)。

喜神の劫財年(きしんのごうざいどし)は、独身の方ならば良い出会いがあったり結婚しやすい傾向の時期です。お金縁も良くなりますし、積極的にお仕事にも頑張れて発展性のある良い時期と言えます。

えっ? 私が言ってることが本と違う?本には劫財は「凶星(きょうせい)」で、財を奪って、出費や浪費に注意って書いてる?

困りましたね・・・。

まあ、お好きなほうを信じて下さい。私は小さい頃から嘘を言うのが嫌いです。皆さんに嘘を伝えたところで何も楽しくありません。私はこれまでに多くの相談者様の四柱推命判断を行ってきてますが、劫財年(ごうざいどし)に幸せ一杯で結婚したり、事業で好調な業績を上げたり、それまで引きこもってた気弱な方が、元気が出てきて就職したりと、確かに色々な、劫財年の良さを確認してますよ。それは必ず「喜神の劫財」に限られます。「忌神の劫財(いまがみのごうざい)」ではないですよ。

何?喜神(きしん)、忌神(いまがみ)の見分け方を知らない?そしたら、喜神、忌神の見分け方をどこかで勉強しないといけませんね。喜神、忌神の簡単な判断基準ならネット上に色々と出てると思います。ただ、判断の微妙な命式だったり、難しい判断基準の殆どはネット上にはあまり無いでしょう。それは、喜神、忌神の判断こそ(格局判断こそ)、四柱推命の「最重要部分」だからです。

この格局(かっきょく)の見極め(喜神、忌神の見極め)こそ、四柱推命の肝(きも)であります。この見極めに慣れないと、人様の命式の判断はそう簡単にはできません。この「見極め」は数時間、数日、一生懸命本を読んでも、そう簡単には身に付かない部分です。

多くの命式をこなして経験を積んで、見極めのコツを体得する必要があります。そして、この見極めの大事なポイントはネットには出てきません。そりゃそうでしょう。四柱推命で食べてるプロの方が現場で必死に経験を積んで発見したポイントを、いとも簡単にネットに載せたり、どんどん教えるお人好しはあまりいません。四柱推命の専門書には多少書いてるかもしれませんので、どうしても気になる方は頑張って良書なりお探し下さい。

偏印年に仕事で大活躍する人

偏印年(へんいんどし)に大活躍したり、結婚したり、良い出会いがある人が世の中には沢山います。まあ、当たり前の話なんですが、身弱の内格(みじゃくのないかく)の方や、従旺格(じゅうおうかく)、従強格(じゅうきょうかく)の方などは偏印年が好調です。それらの格局(かっきょく)の方は、「日干を強める」ことが良いので、日干を強める偏印の年は運気が非常に良くなります。幸せな結婚をしたり、お金縁が良くなったり、そりゃもう色々な良いことが起こる可能性が出てくるのです。

「偏印は食神を剋すので、衣食住で困るかもしれないから注意しなさい」などと言ってる占い師さんも世の中にいると思いますが、ちゃんと喜神、忌神を見極めた上で、そういう判断をしていただきたいです。忌神の偏印年(いまがみのへんいんどし)はあまり良いとは言えませんが、喜神の偏印年(きしんのへんいんどし)は良い時期ということです。
もう皆さんも四柱推命の要領が分かったと思います。

四柱推命は五行を喜神なのか?忌神なのか?と判断するのが「ミソ」なわけです。中国式の四柱推命においては普通の考え方ですが、中には知らない人もいるかもしれませんので、このように書いてます。