従格(じゅうかく)と内格(ないかく)の特徴や違いについて

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中国式四柱推命における格局(かっきょく)は、四柱推命判断を行う上で大変、重要な事柄です。格局を出す際の手順としては、まずは、その方の生年月日時より命式を出します。そのあとに格局(かっきょく)を出します。

格局を出さないことには、その先の四柱推命判断が進みません。その格局(かっきょく)について、私の知り得る範囲で説明いたします。

 

格局は従格(じゅうかく)と内格(ないかく)に分かれる。

どんな方でも必ず、格局を1つ持っています。どんな人でも、「●●格」という名称の格局に当てはまります。その格局を大きく大別すると、従格(じゅうかく)と内格(ないかく)に分かれます。今回の記事は、「格局判断のしかた」については説明いたしません。それぞれの格局の意味合いや特徴などを説明します。

 

内格(ないかく)はこんな命式。こんな感じ。

まずは内格について説明します。四柱推命的な言い方をすれば、「五行のバランスが取れている命式や、特に目立って強い五行が無い命式が内格になりやすい」と言えます。五行(ごぎょう)とは、文字通り、「5種類(木、火、土、金、水)」あるのですが、その五行の数(多さ、強さとも言います)が、5つとも万遍なく持っているような命式が内格になりやすいと言えます。

ただし、五行のバランスが取れてない命式でも内格になることがあります。目立って強い五行がある命式でも、従格(じゅうかく)成立の条件に当てはまらなかったために、やむを得ず、内格(ないかく)になってしまった命式なども存在します。内格か、従格かの見極めは時にややこしく難しいものなので、正確な判断を望む方がいらっしゃいましたら、四柱推命の専門家に相談されたほうがいいでしょう。

 

内格(ないかく)の人は平穏な人生を望みやすい。

内格の方は、傾向として冒険を好みません。ここで言う冒険とは、「長年勤めたサラリーマンをやめて起業する」とか、「急に会社を辞めて、ヒッチハイクの旅に出る」とか、「日本一周の自転車の旅に出る」とか、そういう感じの行動と捉えてください。内格の方は「安定志向」な傾向が出やすいので、なるべく(進学、就職が)安定してそうな学校に進学、なるべく安定してそうな会社や自治体に就職となりやすいです。内格の方にとって、「不安定な先行き、先の見えない未来」は特に避けたい苦手なものなので、「起業」を好まない傾向が出ます。

ただし、内格の方でも起業する方がいます。これは「会社勤めが苦手、サラリーマンがなかなか勤まらない(会社勤めが面倒)」などの理由による起業だったりします。その他、「とにかくお金儲けがしたい」と考えて起業する内格の方もいます。

 

安定した生活のために無駄使いはせず、貯金をきちんとしよう、子どもが欲しいし、親も「孫の顔が見たい」と言ってたので、そろそろ結婚相手を探そう、結婚相手は平穏な普通の人がいい、公務員の人が給料が安定しているだろうから公務員と結婚したいなど、とにかく平穏な道や行動を自然に選びやすいので、大きく破綻することは少ない傾向です。平穏無事で穏やかな人生を送るなら、従格よりも内格のほうが適していると言えるでしょう。例外はあれど、内格の方は平穏な人生を歩みやすいです。

 

内格の人は結婚願望が普通にある

内格の人は、「結婚」に憧れを持ちやすいです。20歳ごろになると、「早く結婚したい」など考える方が増えてきます。「結婚して子どもを授かって、家族で幸せに穏やかに暮らしたい」みたいな人生を送りたいと考えたりします。ただ内格の人でも五行バランスに多少の偏りがある方は、平穏な人生ではなく、少し刺激を求める方がいたり、一生、恋愛を楽しもう(結婚はしない)と考える方がいたりします。ただし、「結婚よりも仕事や趣味に向かうような五行のバランスや、仕事や趣味に向かいやすい通変星が多い方」は結婚願望が少ない傾向が出ます。

 

内格の人は比較的に協調性がある。集団行動も特に嫌ではない。

内格の人は五行のバランスが比較的に良いためか、性格的にあまり尖ったところがありません。極端な思想や行動もあまり好まないというか、やろうとも思いません。よって、保育園・幼稚園や、小学校以降の学校生活にわりと順応しやすく、集団で行動することに大きな抵抗を感じません。ただし、これも例外があり、「協調性に欠ける五行のバランスの方や、協調性が薄い通変星が多い方」は会社勤めが苦手な傾向になります。

 

内格は2つに分かれる。身強(みきょう)の内格と、身弱(みじゃく)の内格。

内格は2種類あります。身強の内格(みきょうのないかく)と、身弱の内格(みじゃくのないかく)です。この2つは、どちらも内格ですが、「日干(にっかん)が強い状態(身強)の内格」と、「日干が弱い状態(身弱)の内格」に分かれます。

 

私の実践経験上、身強の内格(みきょうのないかく)の方も、身弱の内格(みじゃくのないかく)の方も大きな違いはありません。従格のようなリスクを恐れないチャレンジャーな感じはあまり無いです。そのような点で、「内格だな~」と感じさせます。

 

身強の内格(みきょうのないかく)の特徴と傾向

身強の内格の方の性格傾向を説明します。時に饒舌(じょうぜつ)で社交的で負けん気が強い点を感じます。五行バランスの取れている身強の内格の方は、積極的に物事を実行していき、ご自身の考える人生設計を着実に実現するパワーがあります。何事にも一生懸命に取り組み、1つ1つ物事を進めていきます。色々な集団、組織の中でリーダー的存在になりやすい傾向です。

 

身弱の内格(みじゃくのないかく)の特徴と傾向

身弱の内格の方の性格傾向を説明します。控えめな感じ、口数はあまり多くなく、大人しくて一歩下がるような落ち着いた感じを受けます。天干にある通変星にもよりますが、目立つことや注目を浴びることをあまり好みません。「裏方的なサポート的な役回り」を好みやすく、いつも影で後ろで、縁の下の力持ち的な仕事を黙ってこなします。

 

従格(じゅうかく)はこんな命式。こんな感じ。

次に従格(じゅうかく)について説明します。内格の説明と同様な言い方をすると、「五行のバランスが偏っている命式や(飛びぬけて強い五行があるなど)、特に目立って強い五行がある命式が従格になりやすい」と言えます。五行の数(多さ、強さとも言います)がバランスが良くない命式は従格が成立する可能性があります。

ただし、五行のバランスが偏っている命式の全てが従格(じゅうかく)になるわけではありません。五行のバランスが偏っていても内格になることがあります。「いくら五行のバランスが偏っていても、この条件に該当すると絶対に(100%の確立で)、従格にならない」という決まりが、いくつか存在します。そんな条件に該当したがために、「従格になりそこなった内格」の命式は、はっきり言ってしまえば運勢の点で注意が必要です。脅かすわけではないのですが本当のことです。よって、五行のバランスが偏っている方は、四柱推命判断の際に、特に、「従格になるのか?」、それとも、「内格になるのか?」を正確に見極めないといけません。

 

従格(じゅうかく)の人は果敢に自身の夢や目標にチャレンジする。リスクを恐れない。

従格の方は大雑把に言えば、ドリーマーであり、チャレンジャーです。自身の思い描く大きな目標に向かって邁進する気概があります。失敗するリスクを恐れずに挑戦します。世間の常識、世間体、慣習、一般論は、従格の方には通用しませんし、馬の耳に念仏です。芸能界に入りたい、アメリカに渡って世界で通用するトップアーティストになりたい(アートなど)。ミュージシャンで成功したい、バンドを組んでプロになりたい、ギターで世界一になりたい、四柱推命で名を成したい、会社を作って社長になってビッグになりたい、自身の店をたくさん持って事業家になりたい、世界でビジネスがしたいなど。

「成功する可能性が低い」ことは百も承知で、「自分のやりたいことに挑戦する」のが従格の生き方です。「実現の可能性が低いから、自分のやりたいことを諦める」という概念は、従格の方にはありません。対して、内格の方は、「成功する可能性が低いなら、やめておこうかな」と考えやすいです。

とにかく従格の方は夢が大きいですし、やることなすこと考えることが、一般の方よりも「一回りデカい」です。性格傾向は、人から指図されるのを好まず、独自の世界観と価値観と強い信念と自負心を持ちます。協調性を求められるようなお堅い会社勤めや、事務作業など単調な仕事は全く向きません。個人事業主や法人経営、その他、歌手、シンガーソングライター、ミュージシャン、芸能人、ネットビジネスなどの自由業が合います。

中には従格らしくない、従格の方もいらっしゃいます。「従格」と言っても成立の仕方は様々でして、従格になるための通変星(従神と言います)が、あまり強くないけど、どうにかこうにか、ギリギリで従格になったみたいな従格の方もいらっしゃいます。仮に、「内気で控えめな性格傾向にかなり傾いた従格の方」だと、消極的な傾向が出ることにより、チャレンジやドリームとは無縁の人生を送られていることがあります。

 

従旺格(じゅうおうかく)について

従旺格(じゅうおうかく)と言えば、「比肩や劫財が強くて、食傷や財星や官星が弱いこと」が特徴と言えます。比肩や劫財が強いということで、「性格的に頑強で我が強くて自己中心性が強いパワフルでイケイケどんどんな感じの人」みたいなイメージを持つ方がいるかもしれませんが、少し違います。従旺格が成立した命式は比肩や劫財が喜神になりますので、「比肩、劫財が喜神で強い命式が従旺格」と言えます。

 

実際の従旺格の方は、落ち着きがあり、穏やかな性格を持ち、芯がしっかりした頼れる良識人といった感じです。我の強さは確かに感じますが、メチャクチャなワガママを言うわけでもなく、いたってまともな常識的な方がほとんどです。私は従旺格の方は好きです。接していて疲れませんし優しくて楽しい方が多いです。ただし、筋の通らないことや不正や倫理に反すること、努力をせずにダラダラと過ごすことは嫌うので、適当に人生を生きてる人や悪人からすれば従旺格(じゅうおうかく)の方は少し面倒な存在に見えるでしょう。

 

従旺格の方は生まれつきにリーダー運が備わりますので、どのような場でも自然にリーダー的な存在になりやすいです。

 

従児格(じゅうじかく)について

従児格と言えば、私はすぐに、とある著名な日本人のミュージシャン2人が思い浮かびます(お2人ともボーカルで大成功しました)。従児格は「好きなことで食べていける才能がある」とよく言います。従児格に該当する方は、何かご自身の好きなことをトコトンまで極めるとよろしいです。従児格に限らず、従格に該当する方は基本的に会社勤めは向きません。自身の感性や表現、アイデアを世に問うて、良い反応を貰えることで自尊心が満たされて幸福感を感じます。

 

 

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